ご案内

瑞龍寺入館料 無料
駐車場 有 約20台

瑞龍寺は家内安全・海上安全・安産祈願等で親しまれています。瀬戸内海を一面に見渡すことができる自然にあふれた絶景の所で、境内から見える夕陽はとても綺麗です。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』をはじめ、多くの映画や本の舞台にもなっています。

国指定重要文化財 十一面観音菩薩尊像

(通称 沖浦観音)

木彫十一面観世音菩薩尊像は、全身極めて豊満優美にして量感強く優秀な逸品です。保存の良い点においても希有で舟形光背八重蓮座も揃い、日本国内において作例の少ないものです。

今を去ること約900年~1000年の昔、藤原時代初期の作です。平家と源氏が戦いを行っていたその時代、観音様は下関(山口県)阿弥陀寺(現赤間神宮の地)にありました。寿永三年に平家の滅亡後、高倉天皇后、安徳天皇の母、平徳子(賢礼門院清盛の娘)より、当国喜多郡小田町(旧上浮穴群)清盛寺に施入せられ、その後、大洲市如法寺の盤珪国師のもとに遷り、大洲藩主加藤泰恒公(江戸時代の中期)により海上安全守護仏として、当地に「瑞龍庵」を営み本尊として祀られました。

檜の一本造りの観音様は、像高約163cmで立像、全長約270cm、光背と台座は楠の木材です。金の漆箔で全身が光り輝いています。

・大正元年(1912年)9月3日 国宝の指定を受ける
・戦後法改正により 国指定重要文化財の指定を受ける

お寺に安置されている観音様は、この地域をお護りしています。作家 井上靖さんもこの観音様を訪れ、著書『井上靖・美しきものとの出会い』で紹介されています。

事前に拝観の連絡をいただきましたらご開帳いたします。
拝観料:500円(1名)

特別御開帳

沖浦観音の特別御開帳を実施しています。漫才やお琴の演奏、お抹茶提供、写経などで多くの方にお楽しみいただいています。

除夜の鐘

毎年みなさまにお越しいただいています。どうぞお気軽にご参加ください。